傷害罪の説明

人の身体を傷害した場合は傷害罪が成立します。罰則は15年以下の懲役又は50万円以下の罰金です。
典型的なケースとしては、駅や電車でトラブルとなって人を殴り怪我をさせてしまった場合や、お酒を飲んで酔っぱらい、気が大きくなり他人に暴行してケガをさせてしまった場合が考えられます。

傷害罪をおこしてしまった場合の処分は、傷害の程度に大きく左右されます。全治1週間の打撲を負わせてしまった事例と相手を複雑骨折にしてしまった事例では、当然のことながら処分は変わってきます。
また、武器を使用したのか素手で殴っただけなのか等、暴行時の事情や、暴行にいたった経緯、原因も処分に大きく関わってきます。
相手に怪我をさせてしまっている以上、遺恨が残っているケースも少なくなく、示談が難航しやすい事件と言えます。

なお、身体を傷害し、よって人を死亡させた場合は傷害致死罪が成立します。傷害致死罪は法定合議事件(1人の裁判官ではなく合議で裁判することが求められる事件)で故意の犯罪行為により被害者を死亡させた罪にあたるため、裁判員裁判の対象となります。

暴行罪

相手に暴行を加えても、傷害するに至らなかった場合は傷害罪ではなく暴行罪が成立します。人を突き飛ばす行為なども社会的相当性を超えていれば暴行罪が成立します。

近年は、親が子を虐待する事例がマスコミで報道されるケースが増えてきていますが、しつけの範囲をこえて子に暴行を加えれば当然暴行罪が成立しますし、子が怪我をすれば傷害罪が成立します。

このページの先頭へ